おしゃれは足元から。

広島の古着屋　Juicy　です。

そう、それは僕の記憶が間違ってなければ
ストーンズが初来日し、ゴルバチョフがノーベル平和賞を受賞し、
キース・ヘリングがエイズで死んで、
勝新太郎がパンツにコカイン隠してて捕まった年で、

ベルリンの壁が崩壊し、天安門事件がおきて、
松田優作と美空ひばりが死んで
中森明菜がマッチの家で自殺未遂した翌年の話です。

そうです！たまが「今日人類がはじめてー木星に着いたよ～着いたー！」
と熱唱していた年です。


その年、中学生の僕は夜友達の家でこれといってする事はないのですが、
よくたむろってました。

その夜も
すでにシンナーも一斗缶吸い尽くし（あ、これジョーダンです。）
ラジカセからは木星に着いた話はシカトして
「ドブネ～ズミみたいに美しくなり～たい～」がリピートで、まったくヒマでした。

そしてある友達が
「ヒマだし誰の足が一番臭いか勝負しよう！」
と、１０分は審議できそうなナイスなヒマ潰しの提案をしました。

5人でテーブルに各自代表の片足の靴下を並べます。
当時世の中は空前のバンドブーム。
赤い靴下や、ボーダーの靴下がテーブルに並びます。

審査が始まり、5人が左端の靴下から臭いを嗅いでいきます。


・・・・。緊張感がたまりません。そして、

満場一致で３番目！

気を失う寸前の中、世の最果ての土の中にその靴下は埋められます。

みなさん、靴下の臭いには気をつけてください。





６０’ｓ　SPEEDY　￥１０５００

60年代のキャンバススニーカー、サイズは２７ｃｍです。

おしゃれは足元からとよく言いますが、
あれは本当は足の臭いからです。

古い靴とボロい靴と汚い靴は違いますので。

おしゃれな人はベッドでポンデリングを食べながらヤンマガ読んでる暇が
あったらセッセと靴を洗ってます。

友達と居酒屋で座敷にあがった時靴下が臭かったら間違いなく
次から誘いのメールは来なくなりますし、
彼女の家に臭い靴下であがったら、次の日あなたに黙って
携帯番号変えられ、引っ越されて音信不通になります。

ビーフジャーキーみたいになったブーツを履いていては
決していいことはありません。

「俺、ヴィンテージ好きだからさー。
　この靴下のよれ具合とタテ落ち、いい味じゃない？」

と、スカして言っても靴下だけは説得力ありませんし
靴下のタテ落ちはなんの自慢にもなりません。

だっておしゃれは足元の臭いだからです。

香水も足首につけたりします。
下から臭いは上がってくるからです。

足元、靴の中だからと言って油断は禁物です。

↑は当然きれいです。
汚れてる靴は僕はセッセと洗って店にだしてますので安心して下さい。

洗い立てのスニーカーって気持ちいいです。

広島の古着屋　Juicy　でした。