デッドエア。

広島の古着屋　Juicy　です。

暇なんで過去のブログ読み直してたら結構投げっぱなしの
話がありました

伝えなければいけないことをまた今度、と言ってそのままです。

バカかもしれません


その内のひとつゴアテックスやダウンの時に話した
保温性についてです。



保温は主にデッドエアと呼ばれる動かない空気を
身にまとうことで得られます。

高級ウールだと毛一本一本に実は空気を含んでますし
フリースやダウンも当然このデッドエアを含んでます。

以前言った安いダウンジャケットにふくまれてるフェザー（芯付きの毛）より
ダウンの方が暖かく高級なのはこのデッドエアの量が変わってくるからです。

羽毛布団を圧縮袋にいれるとペッタンコになりますよね。
あれはそれだけ空気を含んでいるからです。



暖かいから汗をかいてきます。

そうすると汗、すなわち水分が発生することによって
その空気の量がへって暖かさも落ちてくるわけです。


その水分を服と体の間にためないように発汗さすのが
一番暖かいわけです。

それが得意なのがゴアテックスです。
以前言ったように水蒸気の７００倍の気泡がじつは開いています。
水滴の２万分の１です。

カッパ着たら分かると思いますが、雨がふせぐけどカッパの内側は
汗でベタベタにぬれますよね。

体が冷えます。

その汗を発汗するわけです。



新品の服屋に行く人はわかると思いますが、
同じダウンやセーターでも値段がピンからキリまであります。

まあブランドネームによって差が有る場合もありますが、
作りがいい物は高くないとおかしいし、
逆に安いものはそれなりのものなんです。





コロンビア　旧タグ　ゴアテックス　￥８４００


コロンビアの旧タグのゴアテックスジャケットです。

たとえばフリースはデッドエアをたくさん持てますが
通気性がよすぎて動いたり風が吹くとツーツーで
デッドではありません。

デッドエアを持って、風をシャットダウンする。
これが暖かいです。

なおかつそれが防水・発汗までしてくれたら言うことありません。

デッドエアをたくさん体にまとう。
デッドエアを逃がさない、減らさないが一番暖かいわけです。



前のブログで途中で説明投げっぱなしにした理由がわかりました。


長くなるっ！

広島の古着屋　Juicy　でした。