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広島のビンテージ・古着屋 Juicy.

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猫の皿。

広島の古着屋Juicy.です。


年末SALE中!
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古典落語の演目「猫の皿」や「火焔太鼓」「井戸の茶碗」等に
でてくる職業が「くず屋」や「道具屋」と言われる
古い物を引き取って、必要な人に売る商売。
 

江戸時代からリサイクルショップやヴィンテージショップみたいな
職業はあったんですね。

 

中でも現在の骨董商やヴィンテージ、アンティークに近い、
コレクターアイテムを取引する「果師(はたし)」という
人がいます。


全国をまわってはそういうアイテムを買いつけては
「道具屋」やコレクターの人に売る人です。

今でいうディーラーですね。
非常に目利きがないとダメですね。


「猫の皿」という演目はそんな果師の人の
お話なんですが、


のんびりとした田舎で何か掘り出し物がないかと
江戸から出かけてきたのですが何もありゃしない。

で、お茶屋で休憩することにしたんですね。

お茶屋のおやじと世間話しながらお茶をすすってると
足元には小汚い猫がニャーニャーです。

そしてふと横を見ると一枚の皿が。


果師がじーっと見てみると
それはなんと「高麗の梅鉢」という
300両で軽く売れていくという物凄い皿だったんですね。


高麗(こうらい)とは昔の朝鮮のことなんですが
そこの由緒ある皿です。
ヴィンテージです。ヴィンテージ。

そんなお皿に猫まんまがのってるんです。


知らんということは恐ろしいですね。
こんな田舎じゃ仕方ないか。

いっちょおやじを騙してこの皿で
一仕事しようかな、となるわけです。

果師「この猫はおやじが飼ってる猫か?」

茶屋「はい、そうです。猫が好きで野良猫を何匹か
  飼ってまして、そのうちの一匹です。」

果師「そうか、そうか。いや、わしも猫が大好きでな。
   たくさん飼っておるなら一匹わしに譲ってくれんか?」

茶屋「でも、旦那さん。そんな小汚い猫ですよ。
    コラコラ旦那さんの膝からおりなさい。毛がつくではないか。」

果師「かまわん、かまわん。もうわしになついとる。
    かわいいな~。よしよし。
 
    よし、ただとは言わん。
    ほれ、ここに3両ある。これでどうじゃ?」

茶屋「そんな猫に3両もくださるんですか!?
    それはちょっと申し訳ないです。」


果師「かまわん、かまわん。残りの猫の鰹節代にするといい。」


まあ、正直猫なんか好きじゃないんですね。
でも300両で売れる「高麗の梅鉢」を
なんとか3両で仕入れるためです。


「ところでおやじ。
    この猫はいつもその皿で食べているのか?
    これも一緒にもらっていくぞ。」

「旦那さま、お皿ならこちらにきれいなお皿がありますので
    これを持って行ってください。」

「いやいや、きれいじゃなくていいぞ。 
    猫は食べなれた皿じゃないと餌を食べんというからな。」

「でも、そのお皿は困ります。どうぞこちらのを。」

「いいではないか!3両も払っておるのじゃぞ。
    お皿の一枚や二枚。」


「旦那さん、お皿の一枚や二枚といいますが
   旦那さんはご存知ないかもしれませんが
   これは「高麗の梅鉢」と言って軽く300両の値がつく
   私の大事にしてるお皿なんです。」


果師はバツが悪いんで誤魔化すしかないですね。

「へ~、そうなのか~。いや~知らんかった、知らんかった。
 そんな高価な皿なのかー。そぉか、そぉか。
 いや~それは驚いた。

 しかし、なんでそんな大事な皿で猫に餌を食わすんじゃ?」


「はい、その皿で猫に餌を食べさせますと
 時々猫が3両で売れるんでございます。」


そんな落ちの演目なんですが、

この話の教訓は
「江戸時代からヴィンテージの仕入れは難しい」
という事ですね


昔から日本人は価値感を持ってたんですね。

江戸時代から今まで何回もデフレはあったでしょうけど
いいものは残りますね。



DSC05520.JPG
DSC05521.JPG

チャンピオン リバース 単色タグ  ¥18000+TAX

中でもヴィンテージスウェットの仕入れは本当に
難しい。

気にいったのがあれば次の仕入れが保障できないんで
SALEの内に買っといてくださいね。


XLですがすっぽり着てください。
リバースは元々着丈があるスウェットなんで
全然僕くらいのサイズの人でも着れますよ。

小穴やスレ、色あせはありますが
雰囲気がでてて素敵なスウェットです。

プリントも人気のプリントですね。


物に価値がつかないと言うか付けないデフレですが
安く買いたい時代でも
価値感だけはしっかりもっとかないと変テコなことになりますね。



お後がよろしいようで  m(_ _)m

広島の古着屋Juicy.でした。
 

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NONAME 2009.12.18

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性別:
男性
自己紹介:
広島市中区堀川町7-14
射手座ビル3F
(パルコ新館の裏)
TEL:082-247-3561
open 12:00-20:00
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通販可(TELかMAILにて)

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