AHRA。

広島の古着屋Juicy.です。

昨日のお休みは午前中そごうへ行ってきました。

広島のほとんどの人が気づいてたと思いますが、
それくらい昨日はしっかり雨が降ってました

僕は家の中に居る時に降っている雨は好きなんですが
自分が外に居る時に降っている雨はどうも機嫌が悪くなります。

でも昨日は節分で恵方巻きを買いに行かなければいけなかったし
お昼ご飯は自分でトマトソースのパスタを作ってみたくてトマト缶が必要だったんです。

そんな用事がなければ花ちゃんと家でゴロゴロします。
好んでわざわざ雨の日の午前中に出かけません。



スウェットの中でウトウトこれ休日の正しい過ごし方ですね


まあとにかくそごうに行ったんですけど、ついでに巨大な某本屋さんに寄りました。

僕は中毒にほど近く本を読むのが好きなんです。
ひどい時には一週間で４～５冊読みますし、風呂で1時間近く読んだりします。

で、読みかけの本が昨日の休日中に読み終わりそうだったので
新たに2冊ほど買ってかえろうと思ってよったんですね。

読む本はだいたい小説で決まって文庫です。
ハードカバーのはページがめくりにくいんで文庫です。

で、必ずカバーをしてもらいます。
これはエコだとか京都議定書がどうとか言われても絶対に譲れません。

あの無漂白のザラ半紙みたいな紙で文句言うなら本に最初からついている
ツルツルの表紙カバーをなくせばいいんです。

べつにたいそうな本を読んでるわけではありませんが
読んでる本をのぞかれる事は趣味や思想や哲学を覗かれてるようで
（別に特別な思想はもってませんが）日記を読まれたりしてる感覚で嫌なんです。
日記は書いていませんが、顔に女性の好みを張って歩いてるようなもので
そんなもの見せたくありませんし、見ず知らずの人に公表したくないんです。

人と話をするのはいいんです。あの本おもしろかったとか、今何読んでるとか。
それはそういう話をするまでの段階を踏んでる相手なんで別にいいんです。
ただ何を読んでるのか電車の中とか喫茶店の隣の席の人に
覗かれるのが嫌なんです。


それで僕は本を読む前にカバーをきれいにつけ直す癖があります。
癖というか儀式みたいなもので本に敬意を払うというか
早く読みたい逸る気持ちを抑える深呼吸みたいなもんです。

一度外して、折り曲げた端と端が合うようにして爪でピシーっと折り目を入れる。
背表紙のカーブをきっちり合わせて直角の折り目を入れる。
本の厚さに合わせてつけ直すんです。

別にそこまで細かい性格ではないんですけどこれだけは習性です。

クラプトンがギター弾く前にチューニングするように、
イチローが打席に入ってバット立てるように、
15で盗んだバイクで走りだす。
それと同じように習性です。

それで昨日もカバーつけてもらったんですけど、
ひどい！ひどすぎる！

雨の日にわざわざ本買ってこれはないだろ
いくらおれがピシーっとつけ直すからといってこのいい加減さはなんだ本屋

せめて外見をだいたいでいいから長方形にしろ
これ何角形じゃ本屋

のり巻く時もそうなんか風呂のフタするときもそうなんか
お尻拭く時トイレットペーパー折りたたんでふかずにクシャクシャで
拭くタイプか本屋

平気なんかこのカバー
どうせ靴下左右違うじゃろブラジャーの肩の所ねじれとるじゃろ
ハンバーグの横のソースの付いたぬるいパイナップル好きじゃろ

ひどい、ひどすぎるーーーーー

雨の日に本屋は行かない事に決めました。


すみません、長くなりましたが今日の商品です。




ヴィンテージスウェット　サイズＭくらい

60年代のヴィンテージスウェットです。
もちろんコットン１００％のリブ長です。程度はとてもいいです。

ＡＨＲＡとは読んだとおりホットロッド協会です。

先日カークラブの説明をしましたが→http://juicyweb.blog.shinobi.jp/Entry/483/
彼らアメリカのティーンな不良達は改造した車でドラッグレースを
してたんです。
メンバーズ・オンリーなカークラブジャケットを背負って。

もちろん公道です。
信号等をスタート合図にして煙を巻き上げ一対一で勝負です。

もちろんギャラリーも集まり、その車の轟音とスピードを楽しんだんですね。


で、公道で違法行為として行われてたドラッグレースを
ＮＨＲＡ（ナショナル・ホット・ロッド・アソシエーション）やこの
ＡＨＲＡ（アメリカン～）がルールをつくり、サーキットで正式な競技にしたんです。

だいたいが四分の一マイル（約４００ｍ）で勝負です。
日本でもゼロヨン（０－４００ｍのレース）がありますがそれの元ですね。


そのサーキットでみなさんよくご存知のエド・ロスやスタンリー・マウスが
エアブラシでスウェットやＴシャツに即興でプリントしたりして
ラット・フィンク等有名なホットロッドアートが生まれたんです。

日本でも人気の
ホットロッドブームはそのようにカークラブが元で起こったブームなんです。
カークラブ知らずしてホットロッドは語れないということです。

こうやって文化や背景をたどっていけるのもヴィンテージの醍醐味ですね。
なんでもルーツとか起源があって流行は作られてるんです。

歴史はなんにでもちゃんとあるんです。
その為に地球は太陽の周りをまわっているんですね。

服買うときも
そういうルーツを追及して知って、どんどん深くはまってってください。
どんどん先に進んでください。
キリがありませんが抜けれなくなるくらい楽しいですよ


広島の古着屋Juicy.でした。